2021-02-26 第204回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第2号
私の県議会議員時代からの地元でありますけれども、現在の加須市では、昭和二十二年、カスリーン台風によって利根川が決壊した箇所がございます。その決壊した箇所には今でも治水の碑が残っておりまして、その治水の碑には、当時対応に当たられた国土交通省利根川河川事務所長と三村長の連名によって、治水をおろそかにしてはならないという言葉が刻まれております。
私の県議会議員時代からの地元でありますけれども、現在の加須市では、昭和二十二年、カスリーン台風によって利根川が決壊した箇所がございます。その決壊した箇所には今でも治水の碑が残っておりまして、その治水の碑には、当時対応に当たられた国土交通省利根川河川事務所長と三村長の連名によって、治水をおろそかにしてはならないという言葉が刻まれております。
その結果、荒川の河川整備計画において前提としているカスリーン台風と同規模の大雨の場合、調整池の上流側では、川幅が今より狭くなる影響により、計画高水位を超えるような水位上昇が生じる懸念があります。
一九四七年九月十五日のカスリーン台風では、鴻巣市で左岸約六十五メートル、熊谷久下で左岸約百メートルにわたり相次ぎ破堤し、利根川の氾濫と合流した濁流は、沿川市町村をのみ込みながら、九月二十日には東京湾に達しました。 今後、調節池完成により水位が上がると、破堤のおそれも増すと考えます。調節池上流の対策が急務であると考えますが、国土交通省の説明を求めます。
続きまして、避難行動につながる防災の情報の提供ということについてお聞きをしたいわけでありますけれども、我が国は、風水害、土砂災害の多い大変な国でありますけれども、古くは二千名近い犠牲を出したカスリーン台風や五千名以上の犠牲を出した伊勢湾台風の経験があります。
効果でございますけれども、荒川の堤防決壊を想定したシミュレーションにおきましては、荒川流域で過去に大きな災害をもたらしまして、現在、河川整備計画の目標となっております昭和二十二年のカスリーン台風、これと同規模の洪水が発生した場合に、この調節池の効果によりまして大幅に浸水面積を減少させることができると考えておりまして、浸水域内で影響を受ける人口を最大で約百五十六万人の想定から約五十七万人まで減少させる
その電柱の青色テープは、かつてカスリーン台風に襲われたときの実際の洪水の高さを示しているそうであります。ここの浸水高は二・四メートル。カスリーン台風では、利根川や荒川の堤防が決壊して、埼玉から東京にかけて大洪水を巻き起こしたわけであります。
本当は、堤防事業、私は、県会議員からの選挙区は、カスリーン台風によって切れ所があります旧大利根町、加須市の選出なものですから、堤防事業の重要性についても質問をさせていただきたかったんですが、時間が参りました。また次の機会にさせていただきたいと存じます。 本日はありがとうございました。質問を終わります。
例えば、現在でも、昭和二十二年のカスリーン台風時と同規模の降雨が発生いたしますと、利根川、荒川が決壊して首都圏が壊滅的な被害を受ける可能性がございます。ということで……(初鹿委員「だから上流を整備しろと言っているわけじゃないですか」と呼ぶ)だから、引き続き、両方とも、内水対策も、それから河川整備も、スーパー堤防も整備していく必要があるというふうに考えております。
カスリーン台風以降、ないんですよ。 それよりも、今東京で深刻なのは内水の氾濫ですよ。 資料をもう一枚つけてありますけれども、内水氾濫によって東京の被害というのは非常に大きくなっています。ここに書いてありますけれども、内水氾濫した場合、水害の区域の面積に比較をして、資産の被害額が相当になるんですよね。このことを考えたら、私は内水氾濫の対策を優先した方がいいと思うんですよ。
実際、カスリーン台風時にはあちこちの堤防が決壊して浸水いたしましたけれども、今の河道の整備状況から申し上げましても、まさにどこで決壊してもおかしくない、そんな状況でございます。 今、上流で切れたら被害は大きくて、下流では小さいとおっしゃいましたが、実は下流で切れても非常に甚大な被害がございます。
そもそも、スーパー堤防と土地区画整理事業計画が持ち上がった二〇〇六年当初から、十八班地区の九割近くの住民の皆さんは、住み慣れた土地を離れたくない、あのカスリーン台風でも影響はなかった、スーパー堤防は要りませんと反対でした。 現在縦覧されている計画変更の内容は、工事終了後に現地が高規格堤防特別区域となり、土地の利用法が従前と変わってしまうという重大な変更内容です。
利根川は、御承知のように、昭和二十二年にカスリーン台風で大きく破堤、氾濫いたしました。荒川も、一九三三年にできた人工開削河川であります。ですから、まだ安定した河道になっていないと考えるのが妥当であります。 また、次のページには、東京湾に高潮が起こった場合の氾濫域を描いてございます。
非常に古いことなんですけれども、昭和二十二年、カスリーン台風が来ましたときに、現在の加須市の利根川が決壊いたしまして、本当にこれが、三百五十メートルにわたって利根川の右岸が決壊いたしまして、その濁流は埼玉を越えまして、東京の葛飾区、江戸川区、足立まで達したということでございます。
これにつきましても、平成二十三年の六月七日に日本学術会議で、カスリーン台風当時と現在の利根川上流の森林増加に伴う土壌発達に低減効果を認めたが、数十年単位の土壌変化は考慮する必要はないというふうな結論が出ているわけですね。
利根川は、御案内のとおり、昭和二十二年九月に発生したカスリーン台風の影響で氾濫し、中流地域右岸の現在の加須市付近が決壊、その結果、東京都下の住宅まで水没されたという大変大きな被害をもたらしました。それ以降、当時の建設省は利根川治水対策に努めていると伺っております。 前田大臣も、建設省職員のころ、御担当されたというふうに聞いております。
現在、当時のカスリーン台風と同様に、堤防が決壊すると、首都圏の被害額は三十四兆円にもなると想定されます。それゆえ、政府の河川基本方針には理解を示しますが、左岸側の古河市では、平成十年、二十年と、利根川に流れ込む女沼川という河川が台風で何度も越水を起こしております。利根川への樋門が小さく、排水ができなくなったためです。
しかし、実際には、過去の最大洪水のカスリーン台風というのが確率的に言うと平均的に二百分の一に近いということがあって、実際に目標流量を設定してこの八ツ場ダムの計画等を練るときに、ぎりぎり何とか七十分の一から八十分の一ぐらい、全国でも、一番重要な直轄河川についてはそのぐらいの安全度の確保はすべきだという体制に大体なっていて、そういう意味で、七、八十分の一というもので設定をしたというふうに聞いております。
○塩川委員 八ツ場ダムの推進の理由を述べておりましたけれども、一つだけ言っておけば、例えば治水問題について、国交省が試算をしたカスリーン台風における治水効果はどうか、この問題について、私の国会での質問に対し国土交通省は、カスリーン台風のような雨の降り方のときには八ツ場ダムの治水効果はありませんとはっきりと答弁しているんですよ。
○塩川委員 いや、八ツ場ダムをつくる理由として、建設省、国交省がずっと言ってきたのがカスリーン台風の話なんですよ。そのカスリーン台風の場合にどうかということについてシミュレーションしたら、治水効果はありませんと言うんですから。こういうでたらめな説明で推進をしてきたという、そのこと自身が問われているんじゃありませんか。
それから、一点申し上げますと、先ほど委員は、国交省に八ツ場ダムにカスリーン台風と同じ雨が降ったときにどの程度の治水効果があるかということを問うたところ、余りないという答えだったというふうにおっしゃいました。
他方、東京の中には、首都圏の中には物すごい脆弱な土壌がたくさんあって、過去のカスリーン台風の場合は、例えば一つの堤防が決壊して水があふれ出すと、ある地域においては何週間にもわたって水がはけないとか、そういう部分もありまして、土壌の改善というものも進めていかなくちゃいけない。
将来起こり得る水害に対し、どの程度まで備えておくかということは、災害の防止と必要経費との比較考量に基づくすぐれて政策的な判断であるが、昭和二十二年九月のカスリーン台風により大きな損害を被った県として、起こり得る大規模な洪水に万全の備えをするという判断も十分にありうる これだけじゃないんですよ。
カスリーン台風の場合、伊勢崎の八斗島の上の方でかなり洪水があるんです。それをどんどん整備していくと、その洪水が流れるものとして基本高水というのが計算されることになるんです。でも、それは河野委員のおっしゃるとおり、その山の保水能力についての前提も違うだろう。
では、逆質問はできませんけれども、カスリーン台風のときにいわゆる基準点である八斗島でどのぐらいの水が流れたか。これは河野さんも御承知だと思いますけれども、毎秒約一万六千トンですよ。だけれども、二万二千ですね。なぜその乖離が出てきているか、御存じですか。
例えば八ツ場ダムでありますと、これはカスリーン台風という一九四七年に起きた台風を一つの契機として、利根川の治水対策の一環として行われているものでありますけれども、これは政府が答弁書を自公時代に出しておりますけれども、仮にあのカスリーン台風の降り方でありますと、八ツ場ダムができていても洪水調整はできなかったというのは、これは政府の答弁なんですね。
でも、御案内のとおり、昭和二十二年のカスリーン台風を契機にして、これはやらなきゃいけないと。八斗島の上流にもう六つダムができていますよね。今度は七つ目ですよね。要するに、これが総合的に治水を守っていくというふうに我々は認識をしているわけです。一つだけじゃだめです。
先ほど、平均が六百立方メートル毎秒ということで、それはそのとおりでございますし、千五百カットできるときもある、これもおっしゃるとおりだと思いますが、ちなみに、今前提として話をしているカスリーン台風のときは、吾妻川の上流ではそれほど降っておりませんので、八ツ場ダムがあっても八斗島のいわゆる水位を下げる効果はなかった。これは、答弁は国土交通省からもさせていただいております。
○前原国務大臣 カスリーン台風のときに、実際に八斗島地点で流れた水量が約一万七千立方メートル毎秒ということで認識をしております。それがいわゆる計画高水として考えられている。
これは、カスリーン台風の実績に基づく流量でございます。このときは、上流域で相当量の洪水のはんらんが生じていた、そのときの状態の流量でございます。